友、遠方より来たり、遠方へ向かう
大きなカバンとリュックを背負って、友は亀戸の地へ降り立っていた。
亀戸天神の方を向いて電話をしていた。
いつ見ても懐かしい、かわいい男なのだ。
肩ひじ張らない、いつも自然体、しかし、話し出すと熱い。目をきょろきょろさせながら。
顔を見るのは、披露宴以来のことか‥う~んもう思い出せない。
彼は上海の郊外・金山区へこれから戻る。山形の実家に小さな子供とお嫁さんを残して…
金山区の縫製工場で工程管理、日本とのパイプ役を担っている。
相当な田舎町の様で、何も無い所の様だ。どんな時間なのか。
学生時代、二人は国際経営論(日本型経営の国際移転)なるものをかじった仲。
共に、最後の最後まで貫通させず、別の視座を求めて分かれてはいったが、なぜだか人間が離れることは無かった。
「中国は金が尺度の、モノによっては恐ろしい程の市場です。」
当時のテーマ、異文化インターフェイス管理者がキーを握るとか握らないとか雑談していたが、友はそれが仕事となった。
鉄、またメール送るよ!
« 台風一過 | トップページ | 緩やかな日差しを浴びて、僕は立ち止まってしまった »
コメント