なかなかどっこい大阪にも奥がある
本町から、とが・みきた駅まで来た。初めて耳にする駅名だ。
改札を出てスマホのナビを頼りに歩き始めるも、この地でもまた迷子となった。交番も無ければ、タクシーも拾えない。右肩の鞄が急に重たく感じる。結局、駅まで戻り、タクシーへ乗り直した。
ひょんなことから、パイプを納めさせて頂くチャンスを頂いたのだった。
タクシーへ乗ったが、ウンちゃんもやっぱり分からなかった。
「この先の様だ。」半信半疑、入口で降ろして貰った。
間違いなかった。右と左にパイプが寝ていた。
「特殊パイプさんとはもう30年以上になるかな。」つぶやくような声だったが鮮明に届いた。
ランニングシャツ一枚で切断している男の姿からは、その年輪が充分に放たれていた。30年、切断一筋の人生できたのか..
大阪にもこんな現実があったのか。この時、あるパイプメーカーの切断も、この場で行われていることを知った。
自分が主軸となる営業(販)以外の現場・個別と関わることで、仕事もまた成り立っていく。知らないところへパイプが売られていったとしても、なんの面白みも無い。薄肉に関わる日常がここにもこんな形であることを知って、自分の日常も更に沸き立つものだ。
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