男の意地
試作してから2年が経った。ようやく量産の注文書を頂き始めた。
一人の男が開発と採用に掛けたこの「2年」。どれだけの時間であったのか。
茹麺機のヒートパイプに、弊社のベローズを採用して頂いた。
一番嬉しいのは、周りのスタッフの方が、当時も今も変わらないことだ。
前職時代の話がよぎると、顔を強張らせて、なにくそ!と胸を突いて言っている様だ。
組織を抜け出した男の意地だ。
昔、酒場で聞いたのは、嫁さんには苦労かけっ放しだから、楽にしてやりたいな。
雨の夜、この先のことと、昔、登ったり下ったりしたことを思い出しながら、助手席に座っていた。
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