リング燃ゆ
天井のライトが沸き上がった瞬間、男の匂いで包まれた。
後楽園ホール。17:45。
リングってこんなに小さかったのか‥もっと奥行きがあると思っていた。何度も同じことを反芻していた。
彼は別人だった。眼光鋭く敵を睨む。その眼差しを、自分も追い掛ける。
希望のカウンターで見ていた、ほのぼのとした彼は、誠実なボクサーとなってオーラを放ち、殴り合っていた。
これは、スポーツではなく、死闘だと思った。
この一戦に全てをかけていることが、ひしひしと伝わってきた時、ふわっと涙腺が緩んだ。
最終ラウンド、パンチを浴びてふわっとして、レフリーに抱き抱えられたその瞬間、彼の顔は優しさに包まれていた。
岩鬼さん、ありがとう。なまなましくて上手く言えないけど、一瞬たりとも逃げずに、正面を貫いた4ラウンドは、僕自身を省みました。
自分もガンガンいきますね。明日から名古屋、大阪へ出ます。
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