高崎から
まるで思ってもみないタイミングだった。荷物の主は高崎のおやっさんからだった。
開けてみると、図面通りの姿で加工品が入っていた。
思えばいつもこうだ。見積もり欲しいなぁ…ここ二・三日連絡無いなぁ、と思っていると、こしらえて送ってきてくれる。
言葉は丁寧なんだけど、心の中では、「先ず、もの見てくれ。」きっと、そう言っているはずだ。
CAD図面は自動計算になっているのか、簡単に1000分台の公差をうたってくる。このところ、そんな図面が多い。
図面を前に、寸法公差の迷路にはまって右往左往している自分に、一撃の言葉。
「公差は気にしない。先ずはジャストを狙う。気にしてたら金井さん、出来ないよ。」
現場の力。経験の差。
手間暇掛かっているはずなのに、オヤジは一切何も言わない。だから、心からのお礼を伝える。
高崎からの、何よりも嬉しいプレゼント。
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