思い返すと浮かんでくる、安らいだ面影
目が覚めて時計を見ると、2時過ぎだった。
夢は夢でも、突き起こされた。映し出されて飛び込んできた画像が、輪郭も細部もカラーだったので、何か嫌な予感がした。こんな画像で起こされた時は、予期せぬ事態が起こっているものだ。
今までの経験から、そう思っていた。
事務所に出て、アメリカ向けに、板厚0.1の溶接パイプを梱包するも、なんとなく晴れることは無かった。
昼から午後にかけて、訃報が届いた。
お二人とも、思い返すと近いところで声が聞こえてくる、そんな息使いの近さが自分の中にはあった。
人と人との距離は、何も生きている人間だけのものではない。
単発ではない、脈々と重なりゆく重層感の中にいた。
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