あぁ、どうしよう…
ただ、新幹線に乗るだけのことである。
でも、40になる男が不安に駆られている。
言葉が解からない。これは一つある。
行く手を遮る人間の多さ、「群衆」とでも表現すべきか、
景色の違いに、自分の回路がどこか不安定だ。
幸いにして、時刻のデジタル化は中国も一緒、
待合のプラットホームまで辿り着くことは出来た。
それでもだ。ここで待っているのが正しいのか否か…確信が持てない。
前の人間が手にしていたチケットを覗き込んで、間違いない、とホッとする。
この国は、下りる人間が先ではない。ルールが無い様だ。
目に付くのは、席を目掛けて押し相撲しながら乗り込んでいく乗客の姿である。
無事に指定の席へ着いた途端、今度は肘で顔をはたかれて、何が起こったのか…
杭州から上海へ向かっている。
« 中国マーケットへの進出 その出発点 | トップページ | 深夜のチャーハン »
コメント