韓国メーカーの実力
あるサイズ、あるスペックに限定すれば、薄肉管もコスト、品質の点で、韓国メーカーに水をあけられている。
確かに、何を今更、と言われてしまうかもしれない。
今日見学させて頂いたメーカーは、パンチングパイプ専用ラインに特化した造管工場であった。
材料だけ仕入れれば、打ち抜き、パンチングパイプ造管、切断、おまけに糸づれ防止の加工まで、社内で一気通貫する。
コイルを打ち抜く際、何がしかの油を使うものであるが、油が残っている感触が無い。だから洗浄も不要。
フォーミング連続造管機の構成も、ロールフォーミングをベースに、コンパクトにまとめられた専用機...。
同じように、ベローズの仕事が南アフリカ製に替わったとか、韓国製との競争であと35円下げて欲しいとか、ここ数年良く耳にする現実である。
弊社を取り巻く環境であるが、韓国を始めとして輸出が増えていると同時に、中国製や韓国製のパイプに、相当な量の仕事を奪われている。
残念ながら、悔しいかな、今の高い国内材を使用して、韓国であれば5円で済む加工賃に対し、20円、25円が交渉ラインとなる現実。専用ラインを自社で設備して競争に挑むか、インドネシア辺りで造って送るか、何れにせよ、今の体制では勝てない。
「パンチングパイプ」カテゴリの記事
- パンチングパイプ(2018.12.14)
- サンプル出荷、パンチングメタル(2018.11.02)
- 豊橋(2018.02.14)
- 備えよ常に(2017.11.25)
- パンチングパイプ(2017.11.11)
コメント