花言葉は「希望」
葉書が届いた。一目で誰からの便りであるのか、理解した。
不思議なことに、時間が経てば経つ程、男の温もりがひしひしと沸き立ってくる。
「『思い』はどこにあるのか、そこに歴史があり、人がある。」あの人の言葉を思い出していた。
先月末、某大手メーカーへ防爆灯を売り込みに、東京駅までご一緒させて頂いた。
商品サンプルと言っても、相当な大きさと重量がある。これを担いで行った。
結果は、直ぐに出た。新橋駅で着信を得た。
担当者との不一致もあったのだろう、とにかくダメでした、とのことだった。
男は、この吊具と蛍光灯とを運びながら、一人亀戸まで戻ってこられた。
僕は、駅改札で待つことしか出来なかった。
金沢から夜行バスで来て、東京の街並みは、どんな姿に映ったのか。
数日経って、このサンプル入手にお骨折り頂いた小林社長から、「LED化して再トライしますか!」思ってもみない提案を受け取り、僕は直ぐに伝えた。
文面には、「4月に再挑戦します。」とあった。
決して器用ではない。けれども、汲めども尽きない男の想いには華があり、命がある。こう在りたい。
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