小倉の夜
小倉の町を歩き始めた時、18:30を回っていたかと思う。
赤提灯の色合いが道案内として映えるまでには、もう少し時間が必要だった。
店内には大きなコの字のテーブル。風がいて海の匂いがくるくると回っていた。
料理場の入り口には顔つきのいい男が立つも、その方が店主であることに疑う余地は無かった。
白イカと関アジを頂いた。
イカには品よく、こんなに歯ごたえがあるものなのか。
僕はどうしても聞いてみたいことが胸にあって、幾度となく聞き返していた。
店主を間近に見て、呑み方の説明を聞くやいなや、早い時から焼酎を頂き、いつもの如くピッチが上がっていった。
温めの焼酎を徳利で。完全に小倉の地に体が植わった。
もう一度、時間を巻き直したい。終わりの中に、始まりを思う。
ありがとうございました。
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