新幹線に飛び乗って、仙台より先へ向かったことなどあっただろうか。
東京に戻ってきて肌が感じるのは、その「寒さ」だ。凍てつくとは、こういうものか。この気温の中で生活があり、魚介類、農産物など、勿論酒も旨かったのだが、普段の出張中にもっと日常を体験してみたい、そんな眼差しが向いたことなど無かったと思う。
けの汁だったかな。
また入りたい。
パイプ屋として全くの無防備だった「融雪」のこと。もう十年以上も前になるのか、事務所で融雪のヒートパイプについて動きがあった。確かに、今はどんな熱交パイプがどんな機構で使用されているのか、調べてみる。あの当時と違って、銅の薄肉もアルミの薄肉も手がけ始めているくせに、頭の中が拡がっていかないことばかり言っている。情けなし。
ビニールハウスの融雪、「雪除け」。これも同様。園芸用温風暖房機のダクトの仕事を頂いているにもかかわらず、全く知見がなかった。
どうも最近、部品図を見積もりすること、この頭ばかりだ。弘前に来て、これが分かった。システムというプラントがどんなエンジニアリングで造られているのか。パイプ屋になる前の頃を思い出したい。
それと、日在ファームのこと。手が回っていないのが現実なのだが、喜んで頂ける方々とのふれあいを大切にしたい。東京から90分、今年は週末にはいすみへ帰る気持ちを作りたい。
日在ファーム。(現在は完全無農薬の小松菜を東京・湯島へ卸している。)
弘前城天守閣を見た後、ホテルまで歩いてみると、iPhoneがダウンする。写真を撮るとダウン、その繰り返し。低温にバッテリーが耐えられなかったようだ。貴重な経験だった。
東京の暖かさが、返って弘前での時間をリアルにしている。
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